地元栃木勢は10人全員が2予に進出した。予備から急きょ出場した幸田望夢が、1予4Rで3着に逃げ残ると、これが呼び水になった。同6Rを隅田洋介が制し、特選12Rでは真杉匠が風を切って先行力を見せつけた。

選手会栃木支部長の山口貴弘(44=S級2班)は、競輪場の東入場門そばに設けた選手会ブースで取材に応じた。地元勢の活躍に喜びと安堵(あんど)したかの表情を見せて、「みんな調子が良さそうで、特に真杉(匠)君は直前のバンク練習でも仕上がっていましたからね。1人でも多く準決、その先の決勝に進んでもらいたい」とエールを送った。

なお、選手会ブースは開門から最終レース近くまで開かれ、自転車の動力を生かして作るかき氷や、選手グッズが販売される。山口支部長は「ファンのみなさま、ぜひ、こちらのブースにもお立ち寄りください」と呼びかけた。