予1・6Rは、デビュー2年目を迎えた太田瑛美(21=三重)の仕上がりが光った。尾崎睦を追う形から青木美保に追い上げられると、1車下げてまくり追い込んだ。逃げ切った尾崎睦の2着になり「並走が苦手で下がった。そこから外を踏んで2着だから踏んだ感じはいい」と自己診断も良かった。

武器はダッシュを生かしたまくり、まくり追い込みだ。4月別府で2度目の優勝を飾り、順風満帆のように見えるが「リズムは悪い」とぼやく。「どう組み立てたらいいか分からないんです。まるで迷子のよう。姉(美穂)と違って地足がないから先行できない。いつも出たとこ勝負になっちゃうんです」とネガティブな言葉が続いた。とはいえ、さまざまな展開に対応できるのは確か。やはり、予2・6Rも太田らしい無手勝流で見せ場を作るはずだ。