SG2度目の6日間開催は、12R優勝戦が0メートルオープン戦10周回(5100メートル)で行われた。オートレース界のNO・1ライダー、青山周平(37=伊勢崎)が早川清太郎の一騎打ちを制した。SGは11度目の優勝で、19年大会に続いて2度目の完全Vを果たした。暮れのスーパースター王座決定戦トライアル出場権を獲得した。早川はまたもSG初優勝ならず2着、3着は永井大介が入った。

青山は1枠からスタートを決めて先行。2番手から追った早川は、最終1角で内へ切り返し逆転したが、青山は冷静に同2角で差し返し先頭を譲らなかった。

払戻金は2連単(1)-(2)230円、3連単は(1)(2)(3)700円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)

◆オートレースとは 8車立てで、1周500メートルを6周(ビッグレースでは8、10周の時も)行う。全国5カ所にレース場がある。群馬・伊勢崎、埼玉・川口、静岡・浜松、山口・山陽、福岡・飯塚で開催される。選手の技量の差によってハンデ(10メートル単位で最大110メートルまで)が定められている。競走車は左回りコースに合わせて車を倒した時にハンドルが平行になるように取り付けられている。エンジンはオートレース専用に開発されたスズキ製の排気量600CC2気筒。ブレーキは追突事故防止のため付いていない。選手は元アイドルの森且行や元ロードレース世界チャンピオンの青木治親、ロードレース出身の青山周平らがいる。21年の獲得賞金NO・1は青山で1億911万6305円。過去の最高額は04年に高橋貢が記録した1億4812万4255円。