シリーズの行方を占う初日特選12Rは、関東の3人が結束して本線を形成する。坂井洋(27=栃木)が菊池岳仁の番手回りとなり、「経験を積む意味でも頑張る」と腕まくりした。

上信ラインの関係にある菊池と木暮安由との間に入るからには覚悟がある。「自分はデビューして4年目。もう、じいさんだし」と、冗談を交えながらも目は真剣だ。将来的には、徹底先行で力をつける真杉匠との連係なども視野に入れての決断だ。

レースでは、競技を離れて競輪に専念する菊池をぴたりと追い、パワフルな三谷竜生の反撃をブロックする。競走得点トップの木暮を3番手に甘んじさせただけの走りを見せていく。