12Rで優勝戦が行われ、守屋美穂(33=岡山)が2コースから差しを決め、8月の大村G3オールレディース以来、今年5度目、通算27度目のV。

守屋が「私もどこから舟券を買ったらいいかわからなかったです」とファンの前でリップサービスをするほど、進入から難解。

注目を集めたチルト3度の堀之内紀代子が、特訓、スタート展示とは違う大外ではなく5コースとなり早くも波乱ムード。浜田亜理沙が先マイ態勢に入るところをスリット後伸びた堀之内が迫るが、まくり切れず万事休す。浜田のターンがやや甘くなりスペースが空いたところを守屋が「展開を突ける足がありました」と振り返ったように差し抜けた。立て直した浜田がバックで迫るも、2Mを先取りしそのままゴール。

パートナーの20号機は「今節はずっとしっくり来なかったですが、準優、優勝戦と間に合って良かったです」と振り返る。

次走は12日~17日の丸亀G1周年。「今回の勝利でクイーンズクライマックス(12月26日~29日の住之江PG1)へ向けて良い形で弾みをつけられます。強くなりたいです」といい、念願のG1取りへ挑む。