予2・6Rの加瀬加奈子(42=新潟)は5番手から内を突いて3着に入り、余裕で決勝進出を決めた。

「とにかく着に絡もうと思って踏んでいきました」

加瀬は今年、ガールズレーサーで初めて、男子選手の師匠となった。121期生の3人で、治田知也、滝本幸正、小榑佑弥がその面々だ。

「俺たち3人を弟子にしてくださいと言ってきたから『まじかよ。ふざけんな』と言いましたよ。だいたい認められるかも分からなかったんですが、選手会の方から正式にOKが出て、引き受けました」

練習は3人がそれぞれ別メニューで「師匠、タイムを測ってください」と言ってくるから、加瀬は休んでる暇もないそうだ。本人はぼやくが、それが刺激になり、加瀬の先行力も競走得点も上昇中だ。