【山本幸史・ヤマを張れ スペシャル】

◆決勝12R 新山が千載一遇のチャンスをつかむ。

4車勝ち上がった北日本勢は、サプライズ連係で、グランドスラマーの新田を先頭に、新山が番手を回ることになった。「本気で取りたいと思ったし、そうなった時に新田さんの番手が一番、優勝に近いと思った。先輩の新田さんの番手を回る以上、優勝しないといけない」。強い覚悟と決意を語った。

どうしても、勝ちたい。昨年のG1競輪祭決勝。後にGP覇者となる古性優作を強引にたたいて主導権を握った新山は、あと1歩のところで、同期のライバル吉田拓矢に差された。準優勝。負けて強し。それでも、昨年のことを「忘れられない」。心に引っかかっている重しだった。

今年8月の全日本トラックで結果が出せずナショナルチームから退くことになった。今後は日本トップクラスのトレーニング理論と鍛えた力を競輪で生かすのみ。ナショナルチームから卒業した今年は、まさにターニングポイント。いざ、SS戦士へと駆け上がる。

新田はS取りも早く、前受けが濃厚。坂井さえ突っ張ってしまえば、新田は先行できる。さらに、突っ張り先行なら、仮に番手を狙われても、内で耐えられる。イメージはチームスプリント。新山が番手から抜け出しを決める。

対抗は後位に続く守沢。別線では、今回、異次元の強さを見せる郡司と、単騎荒井の連絡みで高配当を狙う。(4)-(9)(2)(5)(1)-(9)(2)(5)(1)(7)の計16点。

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