121期の新人・中山拓人(23=埼玉)は初の立川参戦でも不安は感じられない。「1度、同期の長谷川(飛向=東京)さんに誘われて、練習したことがあるので」と、既にバンクの特徴はインプットされているようだ。

元欧州プロサッカー選手という異色の経歴の持ち主で、競輪選手養成所に入る前にはスペイン4部リーグ、オーストリア3部リーグで、右サイドバック、同サイドハーフとして活躍していた。折しもカタールでは連日、サッカーW杯の熱戦が繰り広げられているが「試合は見ませんね。自分は早寝早起きをしないと駄目なので」と本業に集中。初日はチャレンジ戦メインの予選5Rに組まれ、まずは6場所連続の予選勝利を目指す。