1枠西村拓也(36=大阪)が逃げて、今年4度目、若松では初優勝を飾った。

スタートはコンマ19と6番手だったが、インから先マイを敢行し、まくり差してきた枝尾賢らを振り切った。「スタートも遅れたし、枝尾さんには伸びられていたけど、水面が良かったことも幸いしました」と振り返った。

今節は20号機をいろいろ調整したが、最後までどうしても伸びは付かなかった。「前検の感触を思えば優勝できると思わなかった。若松はG1の優出(21年3月、開設68周年)はあるけど、優勝はなかったのでうれしいですね」。1日に36歳のバースデーを迎えた上に、妻の出身地が福岡県。芦屋、福岡に続く“地元”3場制覇も果たし、最高のバースデーシリーズになった。