大ベテラン・水谷良和(51=愛知)が19年8月の西武園G3(6着)以来、約3年4カ月ぶりのS級決勝進出を決めた。準決10Rで岡崎智哉の先行に乗り、松坂洋平の強襲に遭ったものの2着。

「前のおかげ。強かったです。7車立てでは(S級で)初めて決勝に乗れて良かった」とうれしそうに振り返った。前場所西武園の失格で、現在は23年後期S級点のボーダーライン上に立たされている。「ここに来る前、弟子に厳しい練習をしてもらった。その成果が出たかな」と、売り出し中の弟子・藤井侑吾に感謝した。決勝は近畿ラインの3番手からいぶし銀の差し足を見せるか。