地元の藤本佳史(54=山口)が、ベテランの整備手腕を発揮した。

初日に電気一式、キャリアボデー交換を施すも機力は上向かずとみるや、2日目にはピストン、ピストンリング、シリンダーケースのセット交換に踏み切り、これが見事に奏功。「セット交換をしてから、見違える足になっている。僕は展示タイムが出る方じゃないのに出ているし。まだペラは合い切ってないのに、いい感じ」と気配は一変。この日後半12Rは4カドからトップスタートを決め、インの平田忠則をまくる快勝劇。「ちょっと自分のレーススタイルと違うので戸惑っている」と、自身も驚きを隠せないほどだ。

これで、得点率も4位まで上昇。4日目6、10Rの結果次第では、準優の1枠も視野に入ってきそうだ。