23年初戦の脇本雄太(33=福井)が圧倒的な脚力を見せつけて、無傷4連勝の完全Vを果たした。G3優勝は昨年9月の向日町以来12度目となった。

レースは新田祐大-守沢太志-山崎芳仁-佐藤友和の北日本4車が前受け。単騎の深谷知広、真杉匠に脇本雄太-古性優作-藤田勝也が続き周回を重ねた。そして、脇本が打鐘前に仕掛けると、新田が突っ張る。最終ホームで脇本が抜け出して、新田が1度は番手にはまったが、外から追い上げた古性が最終バック過ぎに新田を競り落とし、再び脇本の番手に収まった。満を持して守沢が踏み込んだが、2人との差は詰まらず、脇本-古性の輪界最強コンビがワンツーを決めた。

1周半を逃げ切った脇本は、勝利者インタビューに姿を見せた時にはまだ苦しそうだった。「新田さんが飛ばしていたので、力勝負だと思っていた。後ろは古性君が何とかしてくれると信頼していた。抜かれる気配しかしていなかったけど、持ちこたえられたので、次につながると思います」。ファンの声援に応え、今年の活躍も約束した。

2車単(1)(5)250円。3連単(1)(5)(7)740円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)