びわこボートのG2「第67回秩父宮妃記念杯」が、27日に開幕する。例年は3月の開催が多いが、本年度は夏目前に熱いバトルが繰り広げられる。湖面で躍動必至の峰竜太、久々ながら実績上位の白井英治、滋賀支部最強支部長の馬場貴也ら、注目の5人をピックアップする。

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◆峰竜太(38=佐賀)

難水面はお手のもの! 湖面巧者の峰が、夏開催となった伝統G2で躍動を誓う。

昨年は4カ月間の出場停止、さらにB1級陥落で、自らを見つめ直した。そして今年、A1級に復帰して地元からつの年またぎ開催、4月津のG1周年など、5月までで4度優勝。巧みなハンドルさばき、サーフィン仕込みの体幹、そして不屈の精神力で、他を圧倒する走りを見せつけた。

優勝4度のびわこは、思い入れがある水面だ。07年5月は地元からつ以外での初優勝、16年8月はSGオーシャンC準優でのフライングから立ち直るきっかけを作り、21年10月のG1周年ではグランプリへ勢いづけ、22年8月は出場停止明けで初の他地区での優勝を飾った。びわこは峰のレーサー人生で、ターニングポイントとなっている。

日程は徳山SGグラチャン、尼崎G2全国ボートレース甲子園に挟まれたが、馬場貴也や白井英治ら超豪華メンバーがそろった。SG復帰を狙う峰にはうってつけだ。

2日目メイン12R「びわこドリーム」では、堂々の1枠に座る。夏の湖面で、アロハポーズを決める。