今シリーズは山賀雅仁(41=千葉)の仕上がりが際立っている。

初日に自力で11秒2の1番時計をたたき出した。その段階では「準決で太田竜馬君を相手に勝てたら、これは調子がいいなと勘違いしてもいいかな」と、出来に関してはまだ半信半疑だった。

準決12Rは、絶妙のタイミングで太田がカマシ先行を打った。山賀は6番手で万事休すと思われたが、初日を上回る10秒9の“光速まくり”で一気に前団をのみ込んだ。

太田にマークした才迫開は「伸びていってる太田君の上を行くなんて…」と絶句した。

決勝は松坂侑亮という目標を得た。さらに北日本の2人が加わりライン4車。「決勝は松坂君の地元だし、彼が勝つレースをしてくれればいいですよ」は、山賀のリップサービスだろう。完全優勝へ死角は少ない。