びわこボート「G3オールレディース ビーナスちゃんカップ」が、8月10日に開幕する。

20年以来の夏の女王決戦に長嶋万記、渡辺優美、大滝明日香、中村かなえらが参戦。地元勢は遠藤エミ、香川素子を中心に遠征陣を迎え撃つ。注目の5選手をピックアップする。

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◆香川素子(46=滋賀)

昨夏の女王が、今年は夏の地元オールレディースで躍動する。

昨年8月の丸亀G1レディースチャンピオンでは、スタート事故がありながらも冷静にさばいて、自身初のG1制覇を果たした。昨年10月のびわこG3オールレディースでフライングを切ると、リズムを崩して優出から遠ざかったが、今年3月の福岡G3オールレディースで優出6着以降は準優進出、優出を増やし立て直している。

7月にはうれしいニュースが入った。息子の颯太が地元びわこで初優出、その勢いで初優勝を飾った。息子の成長を見て、次は母の番と気合が入る。

地元びわこは今年1月に新春開催、プレミアムG1BBCトーナメントと2節走ったが、ともに予選を突破できなかった。とはいえ通算25度の優勝のうち、7~12月の優勝が17度と大半を占める。香川のシーズンはこれからだ。

地元滋賀支部は遠藤エミ、水口由紀、孫崎百世、清水未唯、そして香川の5人。他地区も強力だが、相手に不足はない。2日目12RビーナスDR2ndは4枠。長嶋万記ら強豪を破って真夏の湖面女王になる。