12Rで決勝が行われ、北井佑季(33=神奈川)が打鐘過ぎの先行から押し切り、G3初制覇を成し遂げた。

Jリーグから転向組のG3制覇は初となった。通算19度目、G3は初、今年は4度目の優勝となった。2着はマークした佐藤慎太郎、3着は地元の村上博幸が入った。

北井の強さが際立った。残り2周で山田久徳-村上-川村晃司が前に出ると、山田はペースを落とした。北井は佐藤とともにゆっくり前へ上がり、打鐘過ぎに先手を取った。そこで3番手の山田が前との車間が空いたため、北井はマイペースの仕掛けが打てた。最終バックで6番手の坂井洋がまくったが、1車出るのが精いっぱい。北井のかかりが抜群で、最後の直線もマーク佐藤が差せなかった。ラストの上がりは11秒3でまとめた。

北井は表彰式で「うれしいです。昨日(3日目)より今日(最終日)の方が気持ちも足も軽かったです」と話した。21年5月1日デビューの119期で、今年はG2、G1と大舞台に臨む機会が増えた。強靱(きょうじん)な先行力を生かして、見事にG3初優勝を飾った。次走は、7日から立川G3に出場予定となっている。

 

2車単(7)(2)790円。3連単(7)(2)(1)2250円。

 

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)