やったぜ、リサマックス-。ミッドナイト開催の第8Rで優勝戦が行われ、オートレース界の人気女子レーサー、片野利沙(30=川口)が見事に1着ゴール。うれしいデビュー初優勝を飾った。

レースは0ハンの1番車からスタートを決めて、逃げ態勢を築いた。2番手から野田光宏が懸命に追いかけたが、差は詰まらず、残り3周を切ってからは差が少し広がった。そのままペースは緩まず、待望の初優勝となった。

片野はロードレース出身で、12年にオートレース32期選手養成所の入所試験に合格。13年7月に船橋オート(現在は廃止)でデビューした。「リサマックス」の愛称で、ファンからの人気を集めていた。単発レースでは、19、21年に「スーパースターガールズ王座決定戦」を制したことはあったが、普通開催の優勝は初めてだった。

勝った片野はCS放送のインタビューで「(初優勝は)長かったですね。(ゴール後は)泣くかと思ったけど、うれしさの方が出ました。初優勝、やっと、やっとできました。やっといい報告ができて、すごくうれしいです」と話した。

次節は23日から浜松オートの普通開催に出場予定だ。