北井佑季(34=神奈川)の完全&G1初制覇の夢はかなわなかった。レースは北井佑季-郡司浩平-松谷秀幸で主導権取りに動いた後、新山響平が単騎でカマしてきて番手にはまる展開になった。最後はまくりに転じてVゴールを目指したが、後続の郡司が鋭く伸びて優勝。中団からまくってきた清水裕友が2着に入り、北井は3着に終わった。

「4日間自分なりにしっかりと力を出し切れたし、悔いのないレースができたと思う。その中で(郡司と)ラインで決まったが優勝したかった。準決の壁を越えて決勝に乗ったが、足りない部分もあり、上が見えた」と振り返った。次走の日本選手権(4月30日~5月5日、いわき平)。ここで悲願の初タイトルを奪いにいく。