試走3秒26の好タイムで1番人気に支持された青山周平(39=伊勢崎)が、ファンの期待に応えて自身25度目のG1タイトルを獲得した。

鈴木圭一郎との「2強」を中心に、SGに匹敵するメンバーが出揃った優勝戦。1枠の青山は先行できず、いつもの勝ちパターンを作れなかった。「スタート後に、フロントタイヤを滑らせてしまった。勝てたけど、反省材料が残りました」。それでも立て直した青山は、先頭を走る佐藤貴也を最終8周4角でスライド気味に差して1着でゴールを決めた。「エンジンは今節の中で一番の動きだった。道中は必死に走った。最後は自分でも説明できないぐらいの内容です」。壮絶なデッドヒートを振り返った。

この勝利で通算99度目の優勝を飾った青山は、節目の100度目Vに王手をかけた。次節は3月20日から山陽で行われる、特別G1共同通信社杯プレミアムカップに出場予定。現役最強レーサーの動向から、今後も目が離せない。

払戻金は2連単(1)(6)1500円、3連単は(1)(6)(3)5600円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)