福岡鷹(23=飯塚)がデビュー2度目の優勝を狙う。2日目の準決勝戦10Rはスタートからペースをつかんで先行すると、そのまま後続を圧倒して勝利。3度目の優出を決めた。

上々のレース内容だったが、まず出てきたのは反省の言葉だった。

「ハンデのおかげで勝てました。試走タイムが思ったより出なかったので、レースはスタート前に頭が真っ白になってしまって。いつ(後続が)来るか分からないので焦りが出て滑らせてしまいました。経験が足りないです」。初出走から7連勝で鮮烈なデビューを飾った新人だが、おごることなく謙虚に努力を続けている。

「スタートもまだまだ詰められると思うので練習していきます」。レース後には大雨の中、タイヤ当てに向かった。優勝戦はオートレーサーを目指すきっかけとなった、高宗良次もいる。憧れの先輩を前に全力のレースを見せる。