佐々木姓が3人集まった6Rは、6番車の佐々木吉徳(36=秋田)が勝利。2着には佐々木雄一(44=福島)が入って、3連単11万1860円の大穴配当が飛び出した。競走で先手を取った佐々木堅次(29=福島)は5着となり、準決進出はならなかった。

競争は、佐々木堅-佐々木雄が2車でラインを組み、佐々木吉は単騎。周回中には、佐々木2車ラインの3番手に佐々木吉が入る形となった。急きょ3車となった佐々木ラインは、前の佐々木堅が打鐘すぎから先頭に出て、最終2角から駆け出す。一時は佐々木3車で連独占の夢も広がったが、前の佐々木堅が長走路の壁を破れず5着に後退。後ろの佐々木吉と佐々木雄でワンツーが決まった。

確定板には載らなかったが、果敢に風を切って佐々木ワンツーを引き出した佐々木堅は、「足が足りなかった…」と無念の表情。そばにいた千葉のベテラン成清貴之は、「いや、最近いい走りしてるよ」と、けれん味のない先行を称賛していた。