「スタートは、お客さんに申し訳なかったです」。安河内将(34=佐賀)は素直に謝罪した。準優11Rは1枠インで、コンマ19しか行けず2着確保がやっとだった。優勝戦は3枠になった。「集中していきます」と胸を張れるスタートを行くことを約束した。

足は仕上がっている。予選終了時は「上位級」だった自己評価が、「トップクラスです」と言い切るまで上がった。優出メンバーでは間違いなくトップだ。

安河内のデビューは東京支部。平和島は地元水面だったし、初優勝も飾っている。「優勝だけを狙います」。優勝戦でファンに恩返しすることを、力強く宣言した。