決勝は関東から3車(柿本大貴=28・東京、古川尚耶=栃木、中島将尊=群馬)が勝ち上がり、柿本が前を走ることを直訴。中島が番手を回り、3番手を古川が固めることになった。

準決7Rで中島-古川のワンツーが決まった瞬間、柿本は取材陣に、「中島さんは常に関東の先頭で頑張っているので、ここはボクが前を回ります。ボクも含めて、ぜひ、ラインから優勝者を出したい」と宣言した。何とも潔い立候補に、この2日間を前で走って連勝を決めている中島も快諾し、「発進するではなく、自分が勝つレースをして欲しい」と共闘を誓った。

所属は東京だが、青森出身の柿本。現在、夏の甲子園では青森山田が春夏通じて初の4強入りを果たし、再び「みちのく旋風」が吹き荒れている。かつては柿本も高校球児として、地元青森で名をはせた存在。公立の強豪・八戸西高で4番を打ち、2013年夏の青森県大会ではベスト4に進出した。「(当時は)うちも強かったんですよ(笑)青森に帰ってきて、地元の高校が甲子園で勝ち進むのを目の当たりにすると、素直に応援してますよ。オレも甲子園、行きたかったなあ。なんか、熱くなってきますね」と、高ぶる気持ちを押さえられない様子だ。

勢いそのままの先行勝負で、ライン独占に導く。