賞金ランク46位からの下克上だ! 優勝戦は、河合佑樹(37=静岡)が逃げて快勝。SG初優出で初優勝を飾った。今年の獲得賞金は約8500万円となり、賞金ランク13位に浮上。初のSGグランプリ(GP、12月17日開幕・住之江)出場を決めた。
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8度目の挑戦でつかんだ初のSG優勝戦。しかも1枠。河合佑樹は重圧のかかる一戦を前にしても、「ふわふわした感じはあったけど、それが緊張なのかは分からなかった」。普段通りに臨んだ。
快進撃を支えた機力にも「自信を持っていた」と胸を張った。ただ、簡単には勝たせてくれない。本番は寺田祥が3カドに引いて攻めてきた。「少し伸びてくる感じがしたので、冷静になり切れずに寄ってしまった。でも、それをリカバリーできた」。その寺田のまくり差しを封じて押し切った。
レース直後は笑顔を見せていたが、ウイニングランから戻って菊地孝平、師匠の坪井康晴と抱き合うと、感極まった。「本当にありがたい」と涙がこぼれた。最後まで残っていた同じ102期の遠藤エミ、前田将太、上野真之介にも、「力になった」と感謝した。
準優終了時点での賞金ランクは46位から13位に浮上した。12年の児島大会を制した平尾崇典の41位より下位からの逆転劇。史上最大の下克上となった。それでも、「ここで優勝するのが目標だった。そうしないと始まらないので」。あくまでもSG制覇に照準を定めてつかみ取った。初のグランプリへ、「全てチャレンジャーのつもりで行きたい」。頂点を目指して、挑み続ける。【栗原ひろ人】
◆河合佑樹(かわい・ゆうき)1987年(昭62)3月14日生まれ、静岡県浜松市出身。102期生として08年5月浜名湖でデビュー。初優勝は12年6月の津で、G1初優勝は22年1月の尼崎周年。SGは今回が初優出で初優勝となった。同期には遠藤エミ、前田将太、上野真之介らがいる。164センチ、52キロ。血液型A。





















