桐生順平(39=埼玉)が初のMVPに輝く! 日刊スポーツ制定「第40回ボートレース年間三賞」の各賞受賞者が決まった。MVP相当の殊勲賞は、8年ぶり2度目のグランプリを制した桐生が初受賞。技能賞は優出19回、年間最高勝率8点オーバーと、1年間抜群の安定感だった茅原悠紀(38=岡山)が初の三賞受賞に。1、2着回数トップの敢闘賞は松田大志郎(38=福岡)は、5年ぶり2度目の受賞。また特別賞は、史上2人目となる同一年夏冬女子P・G1制覇の鎌倉涼(36=大阪)が選出された。授賞式は2月13日、東京都内のホテルで行われる。(データは日本モーターボート競走会提供)

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史上最長ブランクとなる8年ぶりのグランプリ制覇を成し遂げ、初の殊勲賞を獲得した桐生は「正直、グランプリは優勝できるとは思わなかった。1年間の流れなのかなと思う。勉強になった1年でしたね」と、静かに喜びをかみしめた。

25年を振り返り「何かが変わったわけじゃないけど、コツコツやってきた結果。淡々とやってきた。それでグランプリ(トライアル)でいい枠が引けたと思う」といい流れを引き寄せたことを勝因に挙げる。SGではオールスター、グラチャン、ダービーと、3開催で優出。11月戸田での周年3連覇でトライアル2nd発進を確定させ、弾みをつけた。来た流れを逃さないのも勝負師には必要な力なのは、間違いない。

2度目の頂点を極め、今年不惑を迎える桐生は、さらなる高みを見据えている。「今回はトライアル1stと2ndの足の差がなくて、何なら1stの方が足が良かった。試運転だけで足を上げるのは難しかった。それがこれからの課題」。そう言うと表情を引き締めた。

「今年はとにかく舟券に絡めるように。ファンの方々に買っていて良かったって思われたい」。住之江で浴びた、大観衆からの祝福の声。桐生は走りでひとつひとつ恩返ししていく。

◆桐生順平(きりゅう・じゅんぺい)1986年(昭61)10月7日、福島県生まれ。100期として07年5月戸田でデビュー。11年8月戸田でデビュー初優勝、14年ヤングダービーでG1初優勝。15年尼崎クラシックでSG初制覇。通算優勝64度。G1・19度、SGは5冠。同期は宮地元輝、鎌倉涼、平高奈菜ら。161センチ、52キロ。血液型AB。

◆殊勲賞 最終決戦、SG住之江グランプリ・ファイナルにポイントベスト10内からは茅原、桐生、馬場貴也が優出。無事故完走前提でこの3人に絞られた。レースはポールポジション1枠をゲットした桐生が絶妙のイン逃げで完勝。茅原は3着、馬場は4着となり、桐生が初の殊勲賞獲得を果たした。埼玉のエース桐生は、過去に技能賞を第32回と昨年の2度受賞。今回、初の殊勲賞で頂点に立った。