ワールドカップ(W杯)イヤーとなる2022年のJリーグは18日に開幕します。今季達成されそうな記録など知っておいて損はない、注目すべき数字を取り上げ、数々の見どころを随時紹介します。


今季から主将を務める鹿島アントラーズのMF土居聖真(29)は、常勝軍団に欠かせない存在だ。クラブの下部組織出身で2011年にトップ昇格。14年から主力に定着し、J1通算274試合出場はクラブ歴代10位、49得点は同8位タイにつける。

あと26試合でクラブ史上8人目の通算300試合出場を達成し、1ゴールを挙げればFW興梠慎三(現札幌)の49得点を抜いて、こちらも8人目となる通算50得点の節目に到達する(鹿島での出場、得点に限る)。

公式記録上のシュート数も通算345本でクラブ歴代9位。出場、得点、シュートの3項目でトップ10入りはMF小笠原満男、MF野沢拓也と3人だけ。唯一現役の土居は既にクラブのレジェンド級の数字を残していると言える。

今季の攻撃陣は2トップの主戦力が昨季チーム最多14得点のFW上田綺世、ベルギー1部シントトロイデンから復帰したFW鈴木優磨。攻撃的MFには昨季のベストヤングプレーヤーで、10代で2桁得点を挙げたMF荒木遼太郎。前線には日本代表候補クラスのタレントがそろう。

そんな中でもクラブ一筋12年目、下部組織時代を含めれば18年目となる今年30歳の生え抜きが、今季も安定感抜群のプレーでチームの攻撃を支える。

【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)


<鹿島の通算出場10傑>

1位 曽ケ端 準 533試合

2位 小笠原満男 525試合

3位 青木  剛 376試合

4位 本山 雅志 365試合

5位 秋田  豊 334試合

6位 本田 泰人 328試合

7位 遠藤  康 304試合

8位 岩政 大樹 290試合

9位 野沢 拓也 285試合

10位☆土居 聖真 274試合


<鹿島の通算得点10傑>

1位 長谷川祥之 89得点

2位 柳沢  敦 80得点

3位 小笠原満男 69得点

4位 マルキーニョス 59得点

5位 野沢 拓也 55得点

6位 マジーニョ 52得点

7位 アルシンド 50得点

8位 興梠 慎三 49得点

8位☆土居 聖真 49得点

10位 黒崎 久志 48得点


<鹿島の通算シュート10傑>

1位 小笠原満男 626本

2位 遠藤  康 482本

3位 野沢 拓也 480本

4位 長谷川祥之 458本

5位 マルキーニョス 412本

6位 柳沢  敦 411本

7位 黒崎 久志 396本

8位 本山 雅志 384本

9位☆土居 聖真 345本

10位 アルシンド 332本

☆は今季鹿島所属