J2アルビレックス新潟のMF高木善朗(28)が、17日のアウェー京都サンガFC戦(1-1)で今季10ゴール目を決めた。今季はアシストもリーグトップの11回で、得点とアシストともに2桁に到達した。J2では19年の柏レイソルFWクリスティアーノ(19得点18アシスト)以来だが、新潟ではJ1初昇格を決めた03年のFWマルクス(32得点11アシスト)以来18年ぶり2人目の快記録となった。

1点ビハインドの後半30分、MF本間の左からのパスを受けると、ワントラップから右足を振り抜いた。相手GKのミスによる幸運なゴールではあったが、本間と連係して見事に同点に追いついた。高木のゴールを最も多くアシストしているのが本間で、今季3点目。背番号10が勢いを増せば、高木のゴールもさらに増えるはずだ。

絶好調の高木は今季23試合全てに出場し、得点とアシストの合計である「スコアポイント」は21。残りは19試合だから、このままのペースなら最終的に38に到達する計算。あの香川真司がセレッソ大阪時代の09年(51試合制)にマークしたJ2日本選手最多の39(27得点12アシスト)にも迫る勢いだ。【石川秀和】

京都戦の前日練習で笑顔の高木善朗
京都戦の前日練習で笑顔の高木善朗