アルビ不動の右サイドバックの勢いが止まらない。J2アルビレックス新潟のDF藤原奏哉(26)が3試合連続ゴールをマークした。2-0で勝った14日のアウェー栃木SC戦の後半41分に右足ダイレクトシュートで追加点を挙げた。新潟の選手の3試合以上連続得点はJ1、J2通じて20人目(33度目)。過去19人は最多5度のFWエジミウソンなど、いずれも攻撃的なポジションの選手。DFの3試合連続得点はクラブ史上初めてだ。

昨季は40試合に出場して無得点。放った15本のシュートは全て不発に終わった。今季はチームとして強化しているセットプレーから2点を挙げ、右サイドMF松田らとの連係も向上。シュート11本で4得点と自身のシーズン最多得点記録を更新した。「得点÷シュート」で算出した決定率は36・4%。今季チーム得点王のFW鈴木孝司(8得点、シュート22本)とまったく同じ割合となっている。

開幕当初は右サイドバックの定位置をDF長谷川巧と争っていたが、4月23日の長崎戦で移籍後初ゴールを決めると、5月4日の金沢戦以降は18試合連続フルタイム出場中。次節20日のホーム熊本戦で4試合連続得点となれば、新潟では15年のFWラファエル・シルバ以来7年ぶり。日本選手では01年のMF鈴木慎吾以来、クラブ21年ぶり2人目の快記録となる。【石川秀和】