J1清水エスパルスのFWディサロ燦シルヴァーノ(25)に、待望の加入後初ゴールが生まれた。ルヴァン杯1次リーグD組第5節のベガルタ仙台戦(4○1)で、チーム3点目をマーク。得点後、片手で顔を覆うおなじみのパフォーマンス「レレマスクポーズ」を清水で初披露。サポーターと喜びを分かち合った。

昨季はJ2ギラヴァンツ北九州でプレー。リーグ2位の18得点と結果を残し、今季から自身初のJ1の舞台へステップアップした。開幕からコンスタントに出場機会をつかむも、生みの苦しみを味わった。「攻撃の選手は結果が全て」。そして今季公式戦出場13試合目にして、ついに清水初ゴールを決めた。「うまくいかない期間も下を向かず、常にポジティブ過ごして取り組んできた結果。ホッとしたし、喜びも大きい」と振り返った。

リーグ戦13試合を終えて暫定16位と苦しんでいる。チーム総得点は「11」。守備の安定感は増しているだけに、目下の課題は攻撃力だ。ディサロは「次からは、よりリラックスして試合に臨める。ゴール前の質にこだわってやっていきたい」と、次はJ1リーグ初得点を狙う。J3からプロ生活をスタートし、自らの結果で道を切り開いてきた男が、さらに得点を量産する。