<高校サッカー:星稜0-0(3PK0)修徳>◇5日◇準々決勝◇駒沢

 星稜は0-0で迎えたPK戦でGK近藤が3連続ストップと活躍し、チームを国立競技場に導いた。

 河崎監督は「試合中はおどおどしていたけど何か降りてきたね」と、神懸かり的なプレーに目を丸くして喜んだ。

 近藤はJ1名古屋の下部組織出身。後半に相手FKをファンブルして危ない場面もあったが、PK戦を前に「チャンスがきた」と気合を入れ直した。「右に蹴ってくるというデータがあった」という修徳の1人目、田上のキックを狙い通りに止めると、その後は左、左と跳んで阻んだ。

 24度目出場の常連校だが、決勝には進んだことがない。近藤は「次は国立競技場で勝ち、優勝したい」と意気込んだ。