2大会ぶり2度目の頂点を狙う、なでしこジャパンが、韓国を2-1で下し4大会連続の決勝進出を決めた。

前半5分にFW菅沢のゴールで先制。韓国も後半23分に日本のINAC神戸でプレーするイ・ミナが同点弾を決めたが、同41分にオウンゴールで日本が勝ち越し、勝利を収めた。

高倉麻子監督は「いい形で点が取れて、こっちの流れでゲームが進んでいくかなというところでしたが、受け身になってしまって相手の攻撃を受け続ける形になり、それを押し返すコンビネーション、パスをつなぐスタイルをなかなか出せなかった」と振り返った。先制後は韓国の攻撃を受け続け、耐えしのぐ時間が続いた。「押される感じで、苦しい試合でしたけど、選手たちは工夫しながら流れを変えようとしてくれた。粘り強く戦って最後点が取れましたけど、勝てたことが全てかなと思います」と話した。決勝に向けては「最後の試合ですし、楽しくやるだけだと思うので、粘り強く戦って、必ず金メダルを取って帰りたいと思います」と意気込んだ。

先制ゴールの菅沢は「90分でしっかり勝ちきれたのはチームとしての目標だったので良かった。序盤で決められてよかったですけど、そのあとのチャンスを外したので、そこは反省ですが、しっかり2点目に絡めて良かったのかなと思います」と笑顔をみせた。

先制点のシーンに関しては「相手GKも前に出ていたのもあるし、DFより前に出られたので、あのタイミングで(シュートを)いけたというのは、ボールが抜けてから考えた。入ってよかったです」と振り返った。