佐々木監督は穏やかな表情で、決勝を前にした心境や自信を口にした。

 -前回大会と同じく決勝で米国と戦う

 佐々木監督 本当に因縁の対決。尊敬する、われわれを成長させてくれた米国と再びW杯の決勝で戦えることを光栄に思う。

 -連覇が懸かる

 佐々木監督 コンディションを含め、非常にいい状態で臨める。自分たちのサッカーができれば絶対に勝機はある。優勝と準優勝が全然違うことは4年前に感じているので、しっかり意識しながら、慢心せずに頑張ってもらいたい。

 -日本にあって米国にないものは

 佐々木監督 技術、選手間で連係、連動すること、そして切り替えの速さ。この3つの点は上だと思っている。勝とうという意識は米国も日本も同じレベル。厳しい時にどちらが我慢をしながら、いい要素をいかに出し切れるかが勝負の鍵になる。

 -4年前との違いは

 佐々木監督 4年前は優勝しようという目標を立て、あれよあれよと決勝に来た。今回、選手はよく耐えながら、特に1点差で頑張って決勝に来てくれた。2011年、12年の経験がある選手たちを招集して、厳しい時でも戦える選手をそろえたことで、成し得たことだと思う。