日本障がい者サッカー連盟の7競技団体の統一日本代表ユニホームが完成した。29日、東京・JFAハウスでアディダス社の新ユニホームが披露された。選手らが熱望していたサッカー日本代表と同じデザインへの統一は持ち越しとなったが、同連盟の北沢豪会長(48)と日本サッカー協会の田嶋幸三会長(59)は将来的な統一に前向きな姿勢も示した。

 ▼アンプティサッカー 足や腕に切断障害のある人が7人制で行う。日常生活で使用する義足、義手を外しロフトストランドクラッチ(片手用のつえ)で体を支えプレー。

 ▼CPサッカー 脳の損傷によって運動障害がある人が行う。Cerebral(脳からの)Palsy(まひ)の頭文字を取って「CP」と呼ぶ。

 ▼ソーシャルフットボール 精神障害のある人が行うフットサル。基本ルールは健常者と同じで一部特別ルール採用。

 ▼電動車椅子サッカー 国際的にはパワーチェアフットボールと呼ばれる。選手たちの多くは、自立歩行ができない障害、上体や首の保持ができない重度障害の選手もいる。ジョイスティック型のコントローラーを手やアゴなどで操り電動車椅子でプレー。4人のチーム構成に男女の規制はない。

 ▼知的障がい者サッカー 知的障害のある人が行う11人制。フットサルも行いルールは健常者と同じ。選手の障害の度合いにより試合時間が異なる。

 ▼ブラインドサッカー 視覚障害のある人が行う5人制。転がると音が出るボールを使用。まわりの声を頼りにプレー。04年からパラリンピック正式種目。弱視(ロービジョン)者のプレーするロービジョンフットサルもある。

 ▼デフサッカー 聴覚障害のある人が行う。サッカーとフットサルがある。審判は笛と旗も使用。視覚情報を頼りにプレー。