日本サッカー協会の田嶋幸三会長は1日、東京都内での講演で、ワールドカップ(W杯)ロシア大会で日本代表のキャンプ地となるカザンに、U-20(20歳以下)日本代表を編成して同行させる構想を明らかにした。今後クラブなどとの交渉を進める。実現すれば初の試みとなる。

 20歳以下の選手は2020年の東京五輪でも活躍が期待される年代。将来を見据えて若手にW杯の雰囲気を経験させるとともに、対戦相手を想定した実戦形式の練習などでサポート役を担うという。田嶋会長は「若いチームを連れて行くのは(前回W杯優勝の)ドイツもやっていたことだ。ぜひやりたい」と話した。

 日本代表は6月12日に欧州でパラグアイとの親善試合を終えた後に、ロシア中部のカザン入りする予定。