日本代表FW本田圭佑(31=パチューカ)が、約半年ぶりに先発したピッチで存在感を発揮した。開始直後からウクライナに右サイドを突破されたが、自陣ゴール前まで戻り、スライディングで防いだ。その後もDF酒井高徳(27=ハンブルガーSV)が中央に絞る際など、右サイド深くまで降りてきて献身的に守備をした。

 攻撃でも前半5分、右サイドを攻め上がり、MF柴崎岳(25=ヘタフェ)のパスを受けると、ゴール正面のFW杉本健勇(25=C大阪)にパスを通した。同29分には右CKを蹴り、こぼれ球がMF長谷部誠(34=フランクフルト)を経由してDF長友佑都(31=ガラタサライ)に渡ると、ゴール前に走った。長友の浮き球パスは通らなかったが、攻めの姿勢は見せた。

 そして1点を追う前半41分、DF槙野智章(30=浦和)が同点ヘッドを決めると、力強くハイタッチして祝福した。

 本田は後半19分、FW久保裕也(24=ヘント)と交代すると、バヒド・ハリルホジッチ監督(65)らベンチで待ち受けた選手、スタッフとハイタッチした。