サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会の日本代表監督に就任した西野朗新監督(63)が12日、都内のJFAハウスで会見を開いた。

 西野監督は、20年東京オリンピックに出場するU-21日本代表の森保一監督(49)をコーチングスタッフに加えた意図について「全て日本人スタッフ、代表チームに関係するスタッフでカバーしたいという思いがあった。優秀なスタッフはオールジャパンで、という中で、アンダーカテゴリーも強化を図らなければいけないが、彼自身の指導者経験も(動員して)協力してもらいたいと思った」と説明した。

 そして森保コーチと手倉森誠コーチ(50)を「将来的に手倉森、森保はこれからの世代を担ってもらわないといけない指導者」とした。その上で「私は(指導者人生で)そう多くのスタッフでやってこなかったというのはあるが、世界を経験できるという意味で、GK、コンディショニングコーチ、メディカルまで経験を持たせたいというつもりで入れた」とも言及。1996年に自らがアトランタオリンピック1次リーグでブラジルを破った「マイアミの奇跡」の際、代表の第2GKだった下田崇(42)氏がGKコーチとして入閣させた意図もにじませた。【村上幸将】