日本代表の西野朗監督(63)が13日、浦和レッズ-サガン鳥栖戦(埼玉)を視察後、ワールドカップの代表メンバー23人の発表について「31日になると思う。基本的にそう考えている」と語った。当初の予定通り国際親善試合ガーナ戦(30日、日産ス)のメンバーを18日に決め、ガーナ戦翌日の31日に最終決定する。

 今日14日は35人の予備登録の期限。大会初戦の24時間前まで許されている最終23人のメンバーの変更もこの35人の中から行わなければならず、実質的な1次選考となる。西野監督は「確定しているということは現状ない。今までの代表に参加した選手がベースになっていく」と話し、ニューフェースの抜てきはなさそう。この週末に行われたリーグ戦を踏まえ、14日午前にスタッフと議論して35人を選ぶが、日本協会はリストを非公開とする方針だ。

 12日の試合でけがから復帰したドルトムントMF香川について、指揮官は「(負傷から)3カ月たつけど、ピッチに立ったというのはよかった」と語った。またJ2東京ヴェルディの練習に参加しているFW本田に関しては「個別に活動している人へのアプローチは…。いろんなことに影響があるかなとも思うので」とし、視察はしない考えだ。完調と言えない選手が少なくない中、1つ目の重要な決断を迫られる。【岡崎悠利】