日本代表に選出されたMF宇佐美貴史(26=デュッセルドルフ)が18日、古巣G大阪の練習場で吉報を聞いた。自主トレ中に報道陣から代表入りを知らされたが「まだ信じない」。その後、自身の携帯電話を確認したものの日本協会の連絡はなく「ほんまに入ったんかな?」と半信半疑だった。

 それでも、今回の招集メンバーで唯一西野監督の教え子。プロ生活を始めた高2から指導を受けており「巡り合わせというか、運命めいたものを感じる」と感激していた。

 この日はフットサル出身でドリブル専門指導者「ドリブルデザイナー」の岡部将和さんと自主トレを敢行。約2時間、みっちりドリブルを特訓した。宇佐美は「考えていなかった発想をもらえたりとか、自分の形にしていくきっかけ作りとなれば、と思って教えてもらった」。乾や原口ら代表選手の指導をしてきた岡部さんは「宇佐美選手は天才だと思っていたけど、意外と頭で考えて動いていた。身体の使い方や、どうやったら抜けるか、とか。いろんな代表選手を見てきたけど、頭が良かった」と驚いていた。