サッカー日本代表のトップ下、MF南野拓実(23=ザルツブルク)が12日、アジア杯UAE大会の1次リーグ第2戦オマーン戦(アビダビ)に向けた公式練習に参加した。

不動の1トップ大迫が右臀部(でんぶ)痛で不在の中、前線の構成が変わる可能性が高いことに「まだサコ君がどうなるか分からない」。その上で「僕は選手によって、やり方を変える方ではない。相手にもよりますし、フレキシブルにやれたらいいかな」と柔軟に戦う姿勢を示した。

大迫の代役として候補に挙がる武藤については「(練習でも、常にクオリティーの高いところを見せてくれている。実績も含め、頼りになる選手」。FWには北川もおりが「それ以外の選手も準備はできているので。試合に出た時にはしっかり、いいプレーができるように集中していければ」と話した。

オマーンの印象を聞かれた際には「前から奪いにくる、というより、しっかりブロックを。そこから速い選手、うまい選手を使ってカウンターしてくる」と語り「自分たちがボールを持つ時間が多くなるかもしれない中、ミスを減らすことが重要になる」と見立てを口にした。

あとは初戦トルクメニスタン戦の反省を生かす。「僕たちが失点するとは思っていなかった中、ああいうシュートが入ってしまうところに公式戦の難しさを感じた。それでも逆転できたのは自信になりましたし、次の試合も、まずは失点しないこと。うまくいかなくても、じれずに我慢して、やり続ける。そこの大切さは教訓になった」と切り替えた。

チームとして勝利を目指しつつ、やはり個人としては次こそ決めたい。「シュートの意識は、もちろんある。初戦も、打つことはできていたので。どれだけ相手ゴールに近いエリアで受けられるか」と得点へのイメージを膨らませていた。