サッカー日本代表が18日、横浜市内で国際親善試合コロンビア戦(22日・日産スタジアム)、ボリビア戦(26日・ノエビアスタジアム神戸)に向けた合宿をスタートした。初日となったこの日はリーグ戦などで間に合わなかった海外組6人を除く17人が参加した。

昨年6月のW杯ロシア大会以来、森保ジャパンでは初招集となったGK中村航輔(24=柏)は「チームの利益になるようなことをしていきたい」と新体制での飛躍を誓った。

中村はハリルホジッチ監督体制だった17年12月にA代表デビュー。西野監督体制となったW杯ロシア大会のメンバー入りも果たすなど、日の丸の若き守護神として期待されていた。しかし、昨年5月と7月のリーグ戦で相手選手と接触し、1シーズンに2度の脳振とうを経験。長期離脱を余儀なくされ、懸命なリハビリの末、昨年11月3日の川崎F戦で実戦復帰した。

復帰後は所属する柏で安定したパフォーマンスを続け、森保体制での初招集に結びつけた。今の調子について聞かれると「良くもなければ悪くもない。でも、代表に選ばれたということは、自分としてはいい流れなのかなと思います」と手応えも口にした。

森保体制では、J2からの選出も初めて。代表の同ポジションには自身が離脱していた時期に台頭したシュミット・ダニエルらもおり、レギュラー争いは激しくなっている。「(代表でも)自分の力を最大限出すことが大事」。一からのアピールで、再びその場所をつかみにいく。