日本代表は昨年のW杯ロシア大会で2-1と勝利したコロンビアとの再戦で惜敗した。

0-0で迎えた後半19分、FWファルカオにPKを決められて先制を許した。同20分に約9カ月ぶりに代表復帰したトルコ1部ベシクタシュのMF香川真司(30)を投入。積極的な選手交代で相手ゴールを脅かしたが得点は奪えなかった。

試合後の森保一監督(50)の記者会見の主な一問一答は、以下の通り。

 

森保監督 ホームでの戦いで、勝利を応援してくださった方々に届けられなかったことを残念に思います。チャンスをつくれたというところで、得点できなかった。ゼロで終わる試合ではなかったと思いますので、1点を前半のうちに奪えればよかった。

後半になって相手がプレッシャーを強くかけてきて、ボールをうまく動かすことができなかったり、前半プレス回避の部分で前線で起点をつくる、前線でバトルして攻撃させないという部分で、後半は起点ができずにボールを握られて失点につながったかなと思っている。前半のインテンシティ(プレー強度)を試合を通して、高くチームとしてできるようにしていければと思います。

-積極的に選手を起用した。今後のオプションの手応えになる選手は

森保監督 実際に試合を通して後半、流れがつかめない中で引き戻してくれた選手はやはり力があるなと思いました。結果にこだわって戦うことは忘れてはいけないと思いますし、選手層を厚くする、ベースアップを図っていかなければ、(W杯)アジア予選、将来の代表の強化になっていかない。その部分では今日の選手は見せてくれたし、十分力になってくれると思います。

-試合後、ロッカー室で選手にはどんな話を

森保監督 結果としてホームで勝てなかったというところは、勝利を得られるように、内容がどうであれ戦っていかないといけないと伝えた。前半の戦い方のインテンシティを後半も保っていけるように。相手がプレッシャーをかけてくる中でプレスを回避する。それができなかったので守備で押し込まれる部分が多くなり、難しい守備の対応をしないといけなくなった。相手がプレッシャーをかけてきた中で、どう回避していくかをやっていけるようにしようといった。0-1で負けたということで、世界の強豪相手に無失点で戦えるのは目標だが、そこはなかなか難しい。得点できなかった試合ではなかったと思いますので、1点を奪っていけるようなクオリティーを持って、次の試合は戦っていこうと話をしました。