清水エスパルスMF滝裕太(19)が日の丸を背負って世界に挑む。

日本サッカー協会は7日、U-20(20歳以下)W杯(23日開幕、ポーランド)の日本代表メンバーを発表。滝は本大会に臨む21人のメンバーに選出された。ルヴァン杯G大阪戦(パナスタ、午後7時)に向けた静岡市内での非公開練習を終えると「すごく楽しみ」と胸を躍らせた。

清水のフィールド選手では、01年アルゼンチン大会に出場したDF池田昇平(38=現J2千葉U-15アシスタントコーチ)以来18年ぶりの選出となる。滝は「ずっと目標にしていた大会なので、どこまで通用するか楽しみ」と声を弾ませた。今季はW杯出場を見据え、開幕前からアピール。公式戦でも10試合出場で4得点を挙げるなど、結果への強いこだわりを見せて夢舞台への切符をつかんだ。

本大会はエクアドルとメキシコ、イタリアと同組。強豪国がひしめく「死の組」だが、滝は「自分にとって名前を広げるチャンス。結果を残したい」と意欲的だ。昨年のU-19アジア選手権準決勝では、優勝したサウジアラビアに敗戦。アジア予選で味わった悔しさも胸に世界と戦う。

オフだった4日は、ユースのプレミアリーグ鹿島戦をスタンドで観戦。勝利を目指してがむしゃらに走る後輩たちのプレーを見て、刺激を受けた。今日のルヴァン杯ガンバ大阪戦ではFWとしての先発が濃厚。「ガツガツいきたい」。W杯前の公式戦はG大阪戦とリーグ川崎F戦(12日)の2試合。勝って、弾みをつける。【神谷亮磨】