日本サッカー協会(JFA)は24日に東京・JFAハウスで会見し、アイリスオーヤマと「JFA Youth&Development Programme(JYD)」パートナーシップ契約を締結したと発表した。

「JYD」とは次世代の日本サッカーを担う人材を育てようと始めたプログラムで、ユース年代だけでなく大学、シニアなど日本サッカーの基盤を支える各領域でさらなる普及や次世代選手の育成を促進する目的で実施される各大会・事業の総称。人工芝やLED照明などのスポーツ施設を取り扱い、J1ベガルタ仙台のオフィシャルスポンサーを務めるなどサッカーに理解の深い同社と、全国の都道府県にフットボールセンターの建設を推進するなどプレー環境の改善も重視するJFAが、サッカー界の未来に向けた課題解消を共に取り組んでいくことになった。

JFA田嶋幸三会長が「ベガルタ仙台をサポートされるなどサッカー界の理念を熟知されており、今回の締結となりました。人工芝、付帯施設、LED照明など、サッカー界に深く関わっておられる。手に手を取って未来の子どもたちを育てる新たなステージに上がりたい」と言えば、同社の大山健太郎会長も「日本の一番の課題は人口の減少。(解消するには)若者が大活躍するしかない。サッカーはスピード、チャレンジ精神、チームワークと若者が頑張らないといけない部分があるスポーツ。当社の考えと日本サッカー協会の考えがぴったり一致した。サッカー発展のために尽力していきたい」と語った。