来年の東京オリンピック(五輪)を目指すU-23日本代表が、年末に始動する可能性があることが17日、分かった。

日本協会は同日、ウェブによる技術委員会を開いた。会議の中で、五輪代表の活動に触れ、トゥーロン国際大会本部から招待レターが届いたことが報告された。

同大会は当初、6月1日から2週間行われるはずだった。日本は、オーバーエージを含む、東京五輪の軸となる選手を派遣する予定だった。しかし、新型コロナウイルスの影響で大会が無期限延期になり、その後、東京五輪も1年延期になっている。今回、トゥーロン国際大会本部から日本協会に届いた招待状によると、大会期間は12月20日から2週間。新型コロナウイルスの状況次第だが、順調に進めば、12月中旬にチームが招集され、新型コロナ禍以降、初の五輪代表活動となる。

この日、反町技術委員長は「まだ具体的には考えてないですけど、まずJに集中してやりたい、やらせたいという意向をまず最初の段階で持っています」と話した。JリーグはJ1が12月19日、J2が同20日が最終節で、シーズン終盤に日程が重なるが、今季は昇降格がないだけに、五輪代表活動に協力するとみられる。

○…A代表については、反町技術委員長は9月の国際Aマッチ期間に活動を再開させたい意向を示した。アジアサッカー連盟が延期となったW杯アジア2次予選を10月と11月に開催する方針を示しており、「その準備として9月。コロナ禍のこれからを考えると具体的にどうこう言えないのが現状だが、Jリーグも我々の活動を優先してくれるとうかがっているので、次につなげるいい活動をしたい」と説明した。