日本サッカー協会は27日、U-15日本代表候補メンバー37人を発表。MF広井蘭人(15=帝京長岡1年)と、DF内山開翔(15=長岡JYFC、三条一中3年)の2人が選出された。MF広井はパスセンスの光る中盤選手で、DF内山は運動量豊富な左サイドバック。今月30日から12月3日まで千葉・高円宮記念JFA夢フィールドで候補合宿に参加する。

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DF内山の顔は自信にあふれていた。「選ばれるからには注目される活躍をしたい」。左サイドを駆け上がって左足で放つクロスは精度が高い。「守備はガッツリ行く」と1対1の強さにはプライドを持っている。15歳の中3ながら海外経験も豊富だ。JFAエリートプログラムU-13でスペイン遠征、同U-14では韓国遠征に参加。海外を知る左サイドバックの好きなサッカー選手はRマドリードのDFマルセロ(32)で、向上への意識も高い。

内山が所属する長岡JYFC出身の3選手が今季、Jクラブに加入した。J2京都のMF谷内田哲平(19=帝京長岡出)らだが、先輩たちのプレーに刺激を受けてきた。19年プリンスリーグ北信越には中2ながら上部組織の帝京長岡のチームに帯同。早くから期待されてきた。「プロ入りした選手たちと一緒にプレーしてレベルの違いを肌で実感した。将来、そういう選手にならなければと思った」。プロを目指すためのモデルケースが身近にあったのは強み。「上の年代別代表にも選ばれ続けたい」と1歩1歩、トッププレーヤーへの階段を上っていく。【涌井幹雄】

◆内山開翔(うちやま・かいと)2005年(平17)6月8日生まれ、三条市出身。三条一中3年。サッカーは小3からJドリーム三条で始める。19年日本クラブユースU-15大会では4試合に出場し3ゴール、1アシスト。169センチ、64キロ。利き足は左。