日本代表と東京オリンピック(五輪)世代のU-24(24歳以下)日本代表の森保一兼任監督(52)が24日にオンラインで取材に応じた。

森保監督は今季の国内シーズン到来を告げる公式戦、20日の富士ゼロックス・スーパー杯を視察。ガンバ大阪に3-2で勝利した川崎フロンターレのMF三笘薫(23)が2得点したことについて「結果を出していたし、わくわくする特徴を持っている。先発で出て存在感を出し、勝利に貢献するプレーをしてほしい。楽しみ」と、五輪世代の有望株に期待を寄せた。

海外組ではMF南野拓実(26)がプレミアリーグのリバプールからサウサンプトンへ期限付き移籍し、加入後3試合ですでに2ゴールを決めるなど奮闘している。代表などとは異なり左サイドハーフでの起用が主だが、指揮官は「相手と駆け引きしてゴール前に入り、点を奪うのは彼の良さ。それが生きるポジションでやれていると思う。自由度を与えられて、相手が嫌がるプレーができているのではないか」と評価した。

一方でアルアインのMF中島翔哉(26)はトレーニング中に腓骨(ひこつ)骨折の大けがを負った。森保監督は手術が必要で長期離脱になることを伝え聞いているという。A代表で10番を与えて起用した時期もあり、加えて19年6月の南米選手権では五輪代表中心のメンバーに入るなど、森保ジャパンの中心的存在だった。

ポルトで出場機会を失って代表から遠ざかっていたものの、アルアインで復調の兆しを見せていただけに「新たなチームでコンディションを上げていたので、本当に残念なこと。まずは早く回復してほしい」と話した。