日本(B組2位)がウズベキスタン(D組1位)に後半追加タイム弾で競り勝って優勝した。2016年大会以来8年ぶり、この大会ではアジア初となる2度目の頂点に立った。

決勝点を挙げたのは、後半26分から途中出場したMF山田楓喜(22=東京ヴェルディ)。0-0で90分を経過し、アディショナルタイム11分と示された直後だった。高い位置でDF高井幸大(19=川崎フロンターレ)がカット。そこからヒールパスを受けたMF藤田譲瑠チマ(22=シントトロイデン)が縦パスを送り、FW荒木遼太郎(22=FC東京)がヒールで落としたところで、左足を振り抜き、ゴール右に決めた。

ピッチ外から見ていて「間延びしているのが分かった。間で受けたら前を向いてシュートを打てるイメージができていた」と試合後、狙い通りの一発だったことを明かした。

今大会は準々決勝カタール戦での先制点など得意の左足で魅せてきた。「優勝を決める試合で持ち味を出せた。苦しかったときも諦めずにやってきた結果を出せて素直にうれしい」と喜んだ。

パリオリンピック(五輪)へ向け「自分たちのスタイルを貫いて優勝まで突っ走りたい」と意気込んだ。