日本サッカー協会は1日、東京オリンピック(五輪)世代のU-24日本代表の今月の国際親善試合2試合の相手が同アルゼンチン代表に決まったと発表した。26日に東京・味の素スタジアム、29日はミクニワールドスタジアム北九州で行う。

東京五輪世代の代表チームにとって、昨年1月のU-23アジア選手権以来の実戦。2004年アテネ五輪、08年北京五輪で金メダルに輝いたアルゼンチンは南米予選を1位で突破し東京五輪出場を決めている。

オンラインで取材対応した日本協会の反町康治技術委員長は「優勝経験があり、本大会で力を発揮できる伝統あるチーム」と強豪との対戦を喜んだ。開催には、政府による新型コロナウイルス対策の入国制限の緩和や特例措置が必要になる。反町氏は「万全の準備をしたい」と話した。

この世代の南米勢との対戦は、同世代の選手が中心となって参加した18年6月の南米選手権(ブラジル)以来となる。コロナ禍で海外組の招集は難しそうだが、反町氏は「めったにない機会。できるだけのベストチームを作りたい」。同時期の30日にA代表はワールドカップ(W杯)アジア2次予選のモンゴル戦を千葉・フクダ電子アリーナで予定している。これについては「色濃く、やれそうな形」と前向きな見解を示した。