日本代表デビューを飾ったFWオナイウ阿道(25=横浜F・マリノス)が一夜明けた12日、オンラインで取材対応した。

11日の親善試合セルビア戦(ノエスタ)で、後半開始から1トップで途中出場。19分にはMF伊東純也(28=ゲンク)の右クロスに反応し、ゴールを決めたかに思われたが、オフサイドと判定されて幻となっていた。

オナイウは「後で(映像を)見たら、たぶんオフサイドじゃなかったと思う。悔しいが、次は数字で表せられるように、継続していければ」と気持ちを切り替えた。全体的には「しっかりと球をキープできたり、攻撃の起点になれる場面はあった」と納得の表情も見せた。

所属先横浜のポステコグルー監督(55)が途中退任することが決まり、前日には直接電話であいさつをしたという。

「最初は(監督が求める)強度の高さに体が慣れず、難しい部分はあったが、1年通してやって安定してできるようになり、身についた。ああいうプレースタイルを続けることが、セルビアや欧州勢、アジア、海外とやる時に生きてくると思った。(指導されたのは)1年半だったが、自分の幅も広げられ、成長につながったのでとても感謝している」

日本代表の今回の活動は、15日のW杯アジア2次予選最終戦のキルギス戦で終了する。自信をつかんだオナイウは今度こそ初先発、初ゴールを狙う。