日本代表森保一監督(52)は14日、9月からのW杯アジア最終予選へ、U-24日本代表を含めた2チームから大シャッフルして日本代表(A代表)を再編する意向を示した。メンバー入りへの競争を促すためとみられ、現在のA代表からも落選する選手が多数出る可能性がある。15日のアジア2次予選最終戦となるキルギス戦へ、この日は公式練習などを行った。

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森保監督はこの日の公式会見で、今後のA代表の選考に関して「国内外を問わず、いいプレーをしている選手を考えたい」とした上で「(代表は)1チーム2カテゴリー(世代)で活動しているが、U-24の五輪世代が(A代表の)アンダーではなく、もう1つのA代表だと思っている」と明言した。東京五輪を経験した選手を秋には“大人扱い”し、2世代の約40人の中から二十数人のA代表へと再編する流れだ。

U-24代表には既にA代表でも活躍済みのMF久保や堂安らがおり、五輪でブレークした新たな選手が秋に抜てきされる可能性もある。今回のA代表には所属先の都合で未招集のMF柴崎もいる。指揮官は「選択の幅はさらに広がっている」と歓迎する。既にアジア最終予選へ首位通過を決めたA代表だが、15日のキルギス戦は半数近い選手が9月への生き残りを懸けた一戦になる。